コラム｜秋の到来
尾道・松永の美容院・美容室 Ravish（ラヴィッシュ）

先日まで蒸し暑い日が続いていたと思えば 一気に秋めいてきて 朝晩は肌寒い日が多くなってきた今日この頃。台風15号に続いて19号でも被害が沢山出ていて 被災された方が沢山居られるようで心よりお見舞い申し上げます。昨年はここ広島でも、線状降水帯によって災害に見舞われました。今年の梅雨の頃には九州地方でも線状降水帯により被害が出た。
ここ近年 毎年何処かで なんらかの災害が起こっているように思う。地球温暖化が叫ばれる昨今。原因はそれだけではないとは思うのだけれど 地球が悲鳴をあげているのは確かなのかな？と思わざるを得ない。
今までの措定外は想定内として さらなる対策が必要になってくるだろうけれども 個々でもしっかりと準備する必要があるように思う。

さて 「人生は2周目がおもしろい」と聞いた事がある。「人間五十年」と言われた時代からすると今は「人生100歳時代」とまで言われる。 人生の半分が50歳だと考えると ここからの人生がいわゆる2周目で ここからが本番だと言うのだ。
今や多くの企業で役職定年制が採用されていて60歳で定年となるのが現状だが それを迎える前に 多くのビジネスパーソンが役職を解かれ 収入が減る。そこで仕事の目的とモチベーションを失ってしまう人が少なくないようだ。55歳前後に仕事の環境が変わってしまうのである。それと同時に 家庭でも子供が手を離れ 独立したり結婚したりして 状況が変わる時期でもある。

少し余談ではあるが 美男美女とその他大勢の人の間に開いていた格差が一気に縮まるのもこの時期かな？と。 学年一のモテ男もその他の人も あまり変わらなくなっていたり それどころか 昔いまひとつパッとしなかった人が ナイスミドルに変身していたりもする。こういうところも人生2週目のおもしろさだと思う（笑）

一般的に 男性に比べて女性は社会的な地位や肩書きにそれほど拘らないといわれる。しかし男性は肩書きやポジションを外され ラインから外されると ショックが大きく なかなか立ち直れないとされる。だから 男性は40代後半あたりから 会社などで属してる組織の肩書きやポジションが無くなった時のシュミレーションをしておくことが必要なのだという。（汗）

会社の仕事は 続けたくても限界が来る。そこから自分をどう方向づけ マネジメントしていくか？今の会社で専門職として身につけたスキルを活かして転職あるいは独立するのか？それとも本業に差し障らない範囲で副業を始め 定年後にそちらにシフトしてくのか？
インターネットが発達した現代社会においては 思わぬものが仕事に変わる可能性を秘めている。趣味で始めたものが仕事になり 人生2週目の収入源になったりもする。

多くの人が1周目を過ごしてきた「会社」というものは 成果がすべて！ もちろんビジネスなので これは良い悪いの問題ではなく必要な事。 しかし2周目からは「会社からの評価」や「ビジネスにおける有用性」だけで値づける必要は無い。前半の「1周目」に会社や仕事以外のことにどれだけ時間を使ったか どれだけの人間関係を築いたか どれだけ学んだかによって 後半の「2周目」の充実度が変わるとされる。

人生は 自分にどんな花が咲くかは 蒔いた種によって決まる。幸せの種を蒔けば幸せの花が咲くが 不幸の種を蒔けば不幸の花が咲く。1周目に蒔いた種が 2周目に花開くのである。

かつては わき目もふらずただ一筋に会社の事だけを考えていれば良かった時代。 終身雇用が保障され 努力すれば会社の中のポジションも自然とあがっていった。しかし昨今 ITやAIの出現により 変化のスピードは尋常ではなくなり 一流の大手の上場企業とて一夜にして存続が危ぶまれる時代になった。
まさに 1周目にどんな方向で努力したかが問われる時代になった。 その努力の花が咲くのが2周目。

おもしろく 楽しい2周目にするために 早くから多様な努力を重ねたい。

(10月下旬)

２周目はゆったりと、楽しんで走りたいね

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